能登農業日記

自然と向き合う毎日

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こんにちは。いつもナイアを応援いただき、ありがとうございます。

5月に田植えしたお米は、土づくりからこだわり、化学合成農薬・化学肥料を使わず、これまで大切に育ててきました。

しかし、7月22日の生育調査にて、一部圃場で稲の葉に黒い斑点が見つかり、「いもち病」というカビの一種による病気の可能性が高いことがわかりました。

いもち病は、稲の生育に大きな影響を与え、収穫量を大きく減らしてしまう病気です。

すぐに自然由来の方法で防除を試みましたが、病気の広がりを完全に防ぐことはできませんでした。

このままでは収穫できるお米がほとんどなくなってしまう恐れがあったため、協力農家さんと話し合い、やむを得ず化学合成農薬を使って病気を食い止める判断をし、8月3日、一部の田んぼへ農薬の散布を行いました。

今回使用した農薬は、一般的な栽培(慣行栽培)で使われる量よりも半分以下の量に抑えた、特別栽培米の基準に沿った方法です。お米として安心してお召し上がりいただける品質を確保しています。

スキンケア原料への影響について

現在、ナイアのスキンケア製品で使われている「能登産熟成酒粕パウダー・能登産熟成酒粕超濃縮エキス」「能登産コメヌカエキス」の原料は、今回農薬を使った稲とは別のお米です。これらの原料は、昨年度に化学農薬も化学肥料も使わずに育てた玄米から採取したもので、今回の影響は一切ありませんので、安心してお使いください。

今後万が一、原料の条件が変わる場合は、事前に必ずお知らせをいたします。

自然環境は日々めまぐるしく変化しています。起こってしまった事は受け入れ、そして諦めずに向かい合う。

失敗は来年への大切な学びとなります。

これからも自然と真剣に向き合い、挑戦を続けながら、持続可能なお米づくりを続けてまいります。